1978年に世界を震撼させた事件「アルド・モーロ元首相誘拐事件」を題材にし、第75 回カンヌ国際映画祭のカンヌ・プレミア部門に正式出品された巨匠マルコ・ベロッキオ監督の『夜の外側 イタリアを震撼させた55 日間』が、8 月9 日(金)よりBunkamura ル・シネマ 渋谷宮下ほかにて全国順次公開される。
『夜よ、こんにちは』(03)で同事件を「赤い旅団」側から描いたイタリアの巨匠マルコ・ベロッキオ監督が、「すでに語られた物語には戻らない」という白身のルールを破り、外側〈政府、法王、神父、警察、教授、妻、子供たち・・・様々な立場で事件に関与した人々〉の視点を交えて、6エピソードからなる一大巨編として作り上げた。主演は本作でダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞最優秀主演男優賞に輝いたファブリツィオ・ジフーニ、そして妻エレオノーラにマルゲリータ・ブイ、教皇パウロ6世をトニ・セルヴィッロ、内務大臣コッシーガはファウスト・ルッソ・アレジと、イタリアを代表する靜々たる名優たちの演技に圧倒される。
340分の大長編であるが、2022年5月に開催された第75回カンヌ国際映画祭のカンヌ・プレミア部門で世界初上映。各国のプレスから絶賛され、イタリア本国では5月、6月に前編後編に分けて劇場公開、その後秋には国営放送RAIで3夜に渡って放送され高視聴率を記録した。史実とフィクションを交えた340分のドラマは、その長さを全く感じさせない。
『夜の外側 イタリアを震撼させた55日間』
8月9日(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国順次ロードショー
(c)2022 The Apartment – Kavac Film – Arte France. All Rights Reserved.
配給:ザジフィルムズ
公式HP: https://www.zaziefilms.com/yorusoto