オランダの裕福な家庭に生まれたキース・ヴァン・ドンゲン(1877~1968)は、ロッテルダムの美術アカデミーに学び、20歳頃パリに滞在し、その後モンマルトルに移り住みアトリエを構えた。
20世紀初頭、当時革新的な潮流であった新印象派に関心を抱いたヴァン・ドンゲンは、やがて濃密で鮮やかな色彩表現のフォーヴィスムの画家へと成長していく。その後、第一次世界大戦後は肖像画家として、パリ社交界と交流が盛んになり、華奢で細長くデフォルメされたしなやかな人物像は、当時の上流階級の人々から絶大な人気を博した。
本展は、日本の美術館では44年ぶりの開催となる。キース・ヴァン・ドンケンの作品の変遷を、国内外の優れたコレクションを通して堪能できる。
『キース・ヴァン・ドンゲン展 フォーヴィスムからレザネフォル』
会期:7月9日(土)~9月25日(日)
会場:パナソニック 汐留美術館
開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)8月5日(金)、9月2日(金)は20:00まで(入館は19:30まで)
休館日:水曜日、8月12日~17日
入館料:一般:1,000円、65歳以上900円、大学生700円、中・高校生500円、小学生以下無料
お問い合わせ:050-5541-8600(ハローダイヤル)
公式HP:https://panasonic.co.jp/ew/museum/