ドイツ生まれの美術商、ハインツ・ベルクグリューン(1914~ 2007 )は、パリで画廊を経営しながら、自身の嗜好と鑑識眼で世界有数の個人コレクションを作り上げた。その美術コレクションの主要作品は、1996年からベルリンのシャルロッテンブルグ宮殿に面した建物で公開され、この施設は2004年にベルクグリューン美術館と改称され、ベルリン国立美術館群の一つとして活動している。
ベルクグリューンは、同時代に活躍したピカソ、クレー、マティス、ジャコメッティの4人の芸術家たちの作品収集に重点をおいた。本展では、日本初公開の35点を含む約半数がピカソの作品で、ピカソの各時代を代表する名品が出展される。作品を購入すると、アンティークの額を探し出したという、こだわりのアンティーク額縁とのユニークな組み合わせも見逃せない。
【展覧会名】ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展
【会期 】 2022 年10 月 8 日(土)~ 2023年 1 月 22 日(日)
【会場】 国立西洋美術館
【 展覧会公式サイト 】 https://picasso-and-his-time.jp 7 月下旬公開予定
【巡回展】 国立国際美術館(大阪) 2023年 2 月 4 日(土)~5 月 21 日(日)