約1000年の間読み継がれてきた源氏物語は、美術工芸や芸能などにも広く影響をもたらし、時代や文化を超えて、人びとを魅了してきた。本展では、源氏物語が持つ多様性をもとに書、ガラス工芸、染色、絵画など7名の多彩なジャンルの作家を紹介する。
現代作家のバラエティに富んだ作品にひろがる源氏物語の世界や、現代まで紡がれてきた美意識を堪能できる展覧会である。源氏物語は、全54帖と長編で、登場人物が多く読破するには時間がかかるが、本展では、作品を観賞する手引きとして、物語やあらすじ、人物関係がわかりやく紹介される。
出品作家は、鷹野理芳(たかの りほう/日本書道美術院)、高木厚人(たかぎ あつひと/臨池会)、玉田恭子(たまだ きょうこ/日本ガラス工芸協会)、青木寿恵(あおき すえ)、石踊達哉(いしおどり たつや)、守屋多々志(もりや ただし/日本美術院)、渡邊裕公(わたなべ ひろあき/光風会)。
コレクション展「源氏物語と江戸文化」が同時開催される。
上野アーティストプロジェクト 2022「美をつむぐ源氏物語─めぐり逢ひける えには深しな─」
会期:2022年11月19日(土)~2023年1月6日(金)
会場:東京都美術館 ギャラリーA ・C
休室日:11月21日(月)、12月5日(月)、19日(月)、29日(木)~2023年1月3日(火)
開室時間:9:30~17:30(入室は17:00まで)/11月25日(金)、12月2日(金)、9日(金)、16日(金)、23日(金)は9:30~20:00(入室は19:30まで)
観覧料:一般 500円/65歳以上 300円 学生以下無料
問い合わせ:東京都美術館 03-3823-6921
展覧会ウェブサイト:https://www.tobikan.jp/exhibition/2022_uenoartistproject.html
同時開催:コレクション展「源氏物語と江戸文化」
観覧料は無料
展覧会ウェブサイト:https://www.tobikan.jp/exhibition/2022_collection.html