古代中国では紀元前770年から約550年間春秋戦国時代が続いた。紀元前221年に始皇帝がこの戦乱を終結させ強大な統一王朝を打ち立てたが、わずか十数年のうちに秦は滅亡した。始皇帝の墓に眠る兵馬俑や万里の長城といった数多くの遺物は、当時の絶大な国力を現代に伝えている。
1974年、西安郊外の秦始皇帝陵墓付近で、およそ8000体の埋蔵が推定される始皇帝陵の兵馬俑坑が発見された。本展では始皇帝の遺物をはじめ、戦国、漢時代を含めた総計36体の兵馬俑が一堂に会す。
中国の陝西省文物局の全面的な協力のもと、同地の出土品を中心とする約200点(兵馬俑36体含む)も展覧される。中国国家一級文物(国宝級を指す中国国内の区分)から、最新の発掘調査による出土品まで、日本初公開を多数含む貴重な文物をお見逃しなく。
日中国交正常化50周年記念 兵馬俑と古代中国 ~秦漢文明の遺産~
会期:2022年11月22日(火)~2023年2月5日(日)
会場:上野の森美術館
時間:9:30~18:00 *入館は閉館の30分前まで
観覧料:一般2,100円、高校・専門・大学生:1,300円、小中学生:900円
*本展は、日時指定制です。
お問い合わせ:ハローダイヤル050-5541-8600(9:00~20:00)
展覧会公式サイト:https://heibayou2022-23.jp