「XR」とは、「VR(Virtual Reality)=仮想現実」、「AR(Augmented Reality)=拡張現実」、「MR(Mixed Reality)=複合現実」など、現実と仮想の世界を融合して疑似体験を提供する空間を創り出す先端技術の総称。いきなり用語解説で恐縮だが、このXRによってリアルな空間とデジタル空間を融合させることで、映画(映像)を「鑑賞する」から「体験する」空間に入り込み、あたかも自らがストーリーの中に存在しているという感覚といえば分かりやすいだろうか。
すでに本年11月1日に小田急電鉄株式会社が、西新宿1丁目に世界最先端のXR技術を体験できる常設施設「NEUU」を開業し(運営:株式会社Nuts)、「スマート東京」実施エリアとして5G活用の街づくりを推進している。
さらに、11月17日(木)から、XRに特化した日本初の国際映画祭、第3回「Beyond the Frame Festival」が開催された。テーマは、「‟日常″を変える/”常識″を超える」。ヴェネチア国際映画祭XR部門のグランプリを受賞した台湾の作品『The Man Who Couldn’t Leave』など、世界から厳選されたXR映画全23作品がラインナップされている。XR映画は世界の著名な映画祭にもXR部門賞が設けられているほど、一つの大きな流れになっていることがお分かりだろう。3回目になるXR映画祭〝Beyond the Frame(枠組みを超える)″とも謳っているように従来のフレームに囚われない大胆かつ新しい挑戦から生み出されたXR作品をぜひ〝鑑賞〟ならぬ〝体験〟してみたらいかがだろう。
XRに特化した国際映画祭 第3回「Beyond the Frame Festival」の開催要項
期間 2022年11月17日(木)から12月16日(金)
場所 小田急ホテルセンチュリーサザンタワー:11月17日(木)から20日(日)
サテライト会場、XR常設施設「NEUU」:11月21日(月)から24日(木)
オンライン:11月17日(木)から12月16日(金)
申込は予約制、詳しくは https://btffjp.com/