昭和の実業家・細見良氏(初代古香庵)に始まる細見家三代が80年近くを費やして蒐集した名品の中から約100点が大阪高島屋、日本橋高島屋、ジェイアール名古屋タカシマヤにて巡回展示される。
日本美術のコレクションで高い評価を受けている細見美術館。その幅広い時代とジャンルの中から、人気の高い江戸絵画をはじめ、各時代や分野を象徴する優品を集めた贅沢な内容が展覧できる。
「神や仏に捧げられた造形にこそ真の尊さがある」とする初代古香庵の信念が細見コレクションの原点といわれるが、仏画や荘厳具(しょうごんぐ)にみる祈りの美を堪能できるほか、細見家好みの茶の湯の美術、蒔絵作品や貴重な七宝コレクション、北斎の肉筆浮世絵を含む風俗画も展覧される。
さらに江戸初期の京都で誕生した美の潮流とされる琳派の作品や、伊藤若冲の初期の著色画から晩年の水墨画まで充実のコレクションを通じて、若冲の世界も体感できる。
開館25周年記念展「京都 細見美術館の名品-琳派、若冲、ときめきの日本美術-」
会期:2023年4月26日(水) ~5月15日(月)
会場:日本橋髙島屋S.C. 本館8階ホール
※大阪会場(大阪髙島屋) 3月22日(水)~4月10日(月)
※名古屋会場(ジェイアール名古屋タカシマヤ) 12月23日(土)~2024年1月7日(日)
入場時間:午前10時30分~午後7時(午後7時30分閉場)※最終日は午後5時30分まで(午後6時閉場)
入場料:一般 1,200円、大学・高校生 1,000円、中学生以下無料 ※税込価格