小田急電鉄、東京メトロ、東急不動産の3社が事業主体となる「新宿駅西口地区開発計画」(以下、本計画)が、3月25日(月)に新築着工したと発表した。建物の竣工予定は2029年度としている。
本計画のA区は、エリアの特性を踏まえた「商業」と「オフィス」を主用途とした開発計画として、2019年より小田急電鉄・東京メトロが推進してきたプロジェクト。この価値を最大化するために、まちづくりや開発事業の知見、多様なソリューションとソフト面でのノウハウを提供する東急不動産が本年2月正式に参画し、3社共同事業の新築着工となる。
今後は、小田急電鉄、東京メトロ、東急不動産の3社が相互協力することで、世界一のターミナル「新宿駅」をはじめ、日本有数のオフィス街、エンターテインメント性豊かな繁華街の異なる顔を持つことになる。オフィスワーカーは勿論、国内外旅行者、来街者など、さまざまな人が行き交う多様性に富んだ新宿という街に、新たなランドマークが創出される。
本計画は、南北に延びる計画地をA区(3社共同事業)、B区(小田急電鉄単体の事業)と分けて着工推進されるが、計画建物の概要は以下の通り。
全体計画地・・・・東京都新宿区新宿三丁目と西新宿一丁目の各地内
敷地面積・・・約15,720平方メートル
延床面積・・・約279,000平方メートル
〈3社共同事業「A区」について〉
敷地面積・・・約8,060平方メートル
延床面積・・・約251,000平方メートル
主要用途・・・商業、事務所、駅施設等
階数・・・・・地上48階地下5階
最高高さ・・・約260m
〈小田急電鉄単独事業「B区」について〉
敷地面積・・・約7,660平方メートル
延床面積・・・約28,000平方メートル
主要用途・・・商業、駅施設等
階数・・・・・地上8階地下2階
最高高さ・・・約50m
解体着工・・・2023年4月以降、順次
新築着工・・・2024年3月以降順次