先日、テレビのバラエティ番組の一コマ。引っ越しのために片付けをしていたら、仏壇の抽斗から純金の「おりん」が出てきたと早速品定めに出向いたご婦人、鑑定の結果約400万円の値がついて仰天するばかり。震える手で一万円札の束を掴んで言った、「ほんとにこんなことが人生で起きるなんて!盆と正月が一緒にきた!」と大喜びだった。ことほど左様に、とにかく社会情勢や為替相場などによって、その価値が変動するのが「金」。知らぬ間に値が吊り上がっていたという話題が多いが、今年3月には金の国内小売価格が史上初めて1gあたり1万6千円台を記録、その後も上昇し続け、今年4月にはついに1万6千600円台という最高値を更新した。(大手地金商発表税込小売価格)
またアメリカの関税政策により、経済の先行きの不透明さが増す中で、安全資産としての金の注目度がさらに高まっているとか。そんな金を巡る状況の真っ最中に、金の工芸品の展示や販売を行う<大黄金展>を4月16日(水)から、横浜高島屋で開催される。会場には、昭和改元から百年を迎えたことを記念して純金約20kgを使用して製作された約7億円の「昭和百年大判」が登場。その他、「2025大阪・関西万博」の公式キャラクター「ミャクミャク」や、今年の干支である「巳」をモチーフとした置物、金のぐい呑みや盃、おりんなど1,000点以上の金製品が並ぶほか、先のご婦人のように自宅に眠っている貴金属類(金・銀・プラチナ製品)の査定・買取も会場で行われるという。

■「大黄金展」
■4月16日(水)~21日(月)
■横浜高島屋 8階 特設会場 ※連日午後7時まで開催、最終日は午後5時閉場。