政情不安のローマを舞台に、運命に翻弄される歌姫トスカと画家カヴァラドッシの愛と悲劇を、プッチーニが甘美な旋律と劇的なオーケストラで描いた《トスカ》。古典オペラの中でも特に人気の高い名作である。
世界最高峰のメトロポリタン・オペラ(通称:MET)で、2024 年 11 月 23 日 に上演された《トスカ》の最新ステージを、日本のスクリーンで楽しめるMETライブビューイングが、1月24日(金)~1月30日(木)の限定1週間、東劇・新宿ピカデリーほか全国にて上映される。(東劇のみ2月6日まで)
トスカを歌うのは、「百万人に一人の歌声」「歴史に名を残す」と絶賛されるスター・ソプラノ、リーゼ・ダーヴィドセン。心に響く圧巻の歌声で歌姫トスカを熱演。そして、トスカの恋人で画家のカヴァラドッシを演じるのは、英国ロイヤル・オペラで同役を史上最年少で歌い大成功を収めたテノール、フレディ・デ・トマーゾ。トスカを奪おうとする警視総監スカルピアを、美声と演技で多くの観客を魅了してきたバリトンのクイン・ケルシーが演じる。さらに、ローマの史跡をモデルにした緻密で豪華な舞台装置を用いたデイヴィット・マクヴィカーの荘厳な演出と、ドラマを引き立てる MET 音楽監督ヤニック・ネゼ=セガンの指揮で作品を彩り、1800年のローマへと誘う。
本編の特典映像では、イタリア作曲家プッチーニがニューヨーク・メトロポリタン歌劇場に訪れた際のエピソードを綴った「プッチーニとMET~歴史に刻まれた狂詩曲~」も収録。その他、歌手たちのインタビューや舞台裏映像も盛り込まれている。