正統派美男スターとして、スタンダール原作の文芸大作『赤と黒』(1954)や、画家モディリアーニを演じた『モンパルナスの灯』(1958)などの数多くの名作に出演したジェラール・フィリップ。映画評論家の故・淀川長治は、「映画史上最高のアイドルと」と称えた。
生誕100年にあたる本年5月、第75回カンヌ国際映画祭、クラシック部門でプレミア上映された最新ドキュメンタリー、パトリック・ジュディ監督『ジェラール・フィリップ 最後の冬』も加え、映画祭には下記の作品がデジタル・リマスターされ、11月25日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開となる。
映画祭の全12作品
『肉体の悪魔 HD デジタル・リマスター版』 ★リマスター版 日本初公開
『パルムの僧院 2Kデジタル・リマスター版』 ★2K 日本初公開
『美しき小さな浜辺 2Kデジタル・リマスター版』 ★2K 日本初公開
『ジュリエット あるいは夢の鍵/愛人ジュリエット 4Kデジタル・リマスター版』 ★4K 日本初公開
『花咲ける騎士道 4Kデジタル・リマスター版』 ★4K 日本初公開
『狂熱の孤独 2Kデジタル・リマスター版』 ★2K 日本初公開
『しのび逢い ムッシュ・リポアの恋愛修業 HDデジタル・リマスター版』 ★リマスター版 日本初公開
『赤と黒 2Kデジタル・リマスター版』 ★2K 日本初公開
『夜の騎士道 4Kデジタル・リマスター版』 ★4K日本初公開
『モンパルナスの灯 HDデジタル・リマスター版』
『危険な関係 4Kデジタル・リマスター版』
『ジェラール・フィリップ 最後の冬』 ★日本初公開
『ジェラール・フィリップ 最後の冬』は、彼の生い立ちから、その人生の軌跡を描いた内容である。最新技術で美しく鮮やかによみがえった出演作の映像や音声がふんだんに挿入され、貴重な未公開映像も登場する。全編の吹替ナレーションは、俳優の本木雅弘が担当する。
配給:セテラ・インターナショナル