19世紀末から20世紀にかけてイギリスで大人気を博した伝説のネコ画家ルイス・ウェインの人生を描いたイギリス映画が、2022年12月1日(木)より公開される。当時、ネコは不吉なものとして恐れられていた。しかし、ルイス・ウェインは、ネコの魅力を最初に発見し、〝ネコ画家〟と言われるようになった。彼のイラストは、愛らしくコミカル、唯一無二の生き生きとしたタッチで、今にも絵から飛び出しそうなネコたちにたちまち心を奪われてしまう。
そんなルイス・ウェインとはどんな人物だったのだろうか。ネコを描き始めた理由は? 周囲からの大反対の中結婚した妻のエミリーは3年後にこの世を去ってからもその愛で夫を生涯守り続けた。そこには親友でもあり人生の師でもあるネコのピーターとの物語があった。間もなく、優しく心温まる物語が届く。
【STORY】 イギリスの上流階級に生まれ、父亡きあと一家を支えるためにイラストレーターとして活躍するルイス(ベネディクト・カンバーバッチ)。やがて、妹の家庭教師エミリー(クレア・フォイ)と恋におちたルイスは、身分違いだと大反対する周囲の声を押し切り結婚するが、まもなくエミリーは末期ガンを宣告される。庭に迷い込んだ子猫にピーターと名付け、エミリーのために彼の絵を描き始めるルイス。深い絆で結ばれた“3人”は、残された一日一日を慈しむように大切に過ごしてゆくが、ついにエミリーがこの世を去る日が訪れる。以来、ピーターを心の友とし、ネコの絵を猛然と描き続け大成功を手にしたルイスは、やがて「どんなに悲しくても描き続けて」というエミリーの言葉の本当の意味を知る──。
『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』
12月1日(木)TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
配給:キノフィルムズ
出演:ベネディクト・カンバーバッチ、クレア・フォイ、アンドレア・ライズボロー、トビー・ジョーンズ andオリヴィア・コールマン(ナレーション)
監督・脚本:ウィル・シャープ 原案・脚本:サイモン・スティーブンソン